古い木造住宅の屋根裏の利用!
2019/12/11
古い木造住宅の屋根裏の利用!
約40年前の住宅の改造の一部です。その頃大工が建て
る和風の建物の中には上三建ち(じょうさんだち)と
言って一般の高さの瓦屋根の上へもう3尺分(910㎜)
立ち上げて2段の屋根にして豪華に見せる手法が数多
くありました。その空間は勾配で高い部分は人が十分
立てるぐらい大きな空間ですが、天井裏として使われ
ない部分です。機能的に言えば夏の暑さ対策にはなっ
ていたと思われます。
そんな空間を部屋として再生しました。
まずは建物全体として耐震補強をして地震対策をした上
で屋根には大きなトップライトを設けて明るさを確保し、
天井裏に隠れていた小屋を支える丸太を出し、新たに床
を作りました。考えていた以上に広くゆったりとした空
ができあがりました。
窯元の家N邸の母屋の方の改造です。