住宅の個室は家族の関係性の中で考える!

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住宅の個室について考えてみましょう!

2025/01/24

住宅には子供部屋や夫婦室あるいは祖父母などそれぞれの個室がありますが、そんな個室はどうあるべきなのでしょう

住宅の個室は家族の関係性の中で考える!

それぞれの家族で考え方やあり方は違うと思います。その考え方やそれぞれの性格、家族との関係性を建築主自身も再確認しながら丁寧に建物に反映させていくことが大切です。家族によっては「今はこうだけど、新しい住まいではこういう家族でありたい」そんな将来的な理想の中から個のあり方を認識しながら、その家族のための個室を考えていきたいですね。

リビングに隣接した子供室

もともと将来のために大きな部屋を確保していたところを仕切り、造り付けの家具を設け、ロフト付の子供の部屋としました。もう一方は納戸としています。10年目のリノベーションです。

ドアを開けるとそこはリビングダイニングで、いつも家族の気配が感じられコミュニケーションが容易にできます。

女子3姉妹のための部屋

女子3人姉妹のためのワンルームの空間です。

それぞれのスペースとして造付けの書棚で仕切り、机を置いています。またそれぞれに押入付きの畳のロフトベッドが造付けてあります。仕切って仕切らない空間、そこではいつもお互いの息づかいが感じられ、仲良し姉妹のコミュニケーションが絶えないことでしょう。

3姉妹の共同部屋

ロフトベッド

独立性を重視した個室

うって変わってこちらは独立性を重視したシンプルな個室です。ベッドを置いて、自分の好きな家具を置いて、、、自分流のしつらいをして過ごす、、、そんな空間です。

作家風な個室

自分の好きな本を読み、好きなものを書く、気が向けば畳に寝ころび、、、自分流の時間がゆったりと過ぎていきます。

熟年夫婦のための部屋

お互いのベッドを置くための盾状の仕切壁、これは仲が悪いわけではありません^^。程よい距離感の中でお互いを気遣い、思いやり、常に息づかいを感じながら過ごす、時にはお話をしたり、、、そんな熟年夫婦ならではの個室です。

☛日本人が潜在的に持っている思いやり

昔の住宅には襖や障子やのれんのように仕切って仕切らない空間が多く存在していました。そこには必ず家族の気配が感じられ自然と個人を尊重しながらお互いが思いやりを持つための意識が生まれていたのです。日本人なら誰もが潜在的に持っているそんな意識を大切にしたいですね。

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